ComfyUIのカスタムノードを雑多に紹介する記事です。表題にはおすすめとか書いていますが、ComfyUI自体が複雑すぎて私の理解が追いついていない面もあるため、なんか一先ず入れておけば良さげかも、というようなカスタムノードも紹介しています。
随時更新していく予定です。
更新履歴
- 2023/08/20 公開
ComfyUIの概要や導入方法・使い方に関してはこちらの記事で解説しています。
ComfyUI Manager
ComfyUIでカスタムノードを使用する場合は、まず最初にこれを入れておくことをおすすめします。
ComfyUI Managerを使用すればターミナルでgit clone
をせずともComfyUI上からカスタムノードをインストールすることができるようになります。ただ一部のカスタムノードはComfyUI Managerで対応していないため、ターミナルでの作業が必要です。
個人的に便利だと思うのがInstall Missing Custom Nodes
という機能で、ComfyUIに他人のワークフローを読み込んだ際に赤く欠落しているカスタムノードがあった場合、こちらを使用すればComfyUI Managerが自身の環境に不足しているカスタムノードを教えてくれます。
その他にも色々と機能がありますがここでは説明を省略します。インストールの方法についてはGitHubに記載がありますので参照してください。
ComfyUI-Custom-Scripts
ComfyUI-Custom-Scriptsは細かな機能が詰まったカスタムノードです。
ワークフローの保存と読み込みのためのオプションを追加したり、ノードとグループをロックして誤操作を防ぐための機能があったり、生成中のみファビコンを変更したりとかなり豊富な機能を持ちます。
こちらもインストールしておくことをおすすめします。
WAS Node SuiteとAdvanced CLIP Text Encode
WAS Node SuiteはComfyUIユーザーなら間違いなく入れているであろうカスタムノードです。Advanced CLIP Text EncodeはWAS Node Suiteを使用する場合に必要となるカスタムノードです。
ComfyUIとAutomatic1111は内部処理が異なるため、同じモデル同じ条件で生成しても出力される生成物が僅かに異なります。WAS Node SuiteとAdvanced CLIP Text Encodeはこの問題を可能な限り解消してくれます。
この他にも多くの機能がありますが触ったことないのでGitHubを参照ください。
ControlNet Preprocessors for ComfyUI
ComfyUI用のControlNet Preprocessorsです。
ContorolNetのモデルを\ComfyUI_windows_portable\ComfyUI\models\controlnet
に配置したにも関わらずWhen loading the graph, the following node types were not found: Zoe-DepthMapPreprocessor ....
のようなエラーが出るという場合には、エラーにも記載があるようにPreprocessorsがないことが原因です。
ComfyUIでContorolNetを使用する場合は入れておきましょう。
以下ControlNetのLoRA。
Custom nodes for ComfyUI
ComfyUIの作者のcomfyanonymous氏によって作られている、ComfyUI用ControlLoRAのノードです。Stability AIのリポジトリでリリースされているのでなんか面白そうなやつです。
このカスタムノードを使用するとモデルの重みとコントロールネットの重みから差を取得して、取得した差をLoRA形式で保存できるようです。
ComfyUI_Fooocus_KSampler
FooocusのサンプラーをComfyUIで使えるようにしたもの。
Fooocus独自のSharpnessも使えるようになります。
SDXL Prompt Styler
体感ComfyUIユーザーの多くが使用しているカスタムノードです。
形式に合ったjson
ファイルを作成しておけば、このカスタムノードが読み込みノード化してくれるというもの。
他人のワークフローを読み込む場合、あらかじめ入れておいた方が余計なエラーを回避できるので、使う使わないに関わらずインストールしておくと良いかも。
ComfyUI_NestedNodeBuilder
ノード同士をネストするためカスタムノードです。
他人のワークフローを読み込んだが赤い欠落が起きているわけでもない、にもかかわらず見慣れないノードがある。というような場合はノードがネストされている可能性が高いため、このカスタムノードを使ってネストを解除すると見慣れたノードが表れるはず。
ComfyUI-Impact-Pack
ComfyUI-Impact-PackはAfterDetailerやアップスケーラー、マスクなどの機能を持つカスタムノードです。
割と重要な機能を持つカスタムノードですが高機能すぎて扱うまでには慣れが必要です。
Tiled sampling for ComfyUI
ComfyUIで使えるTiledアップスケーラーです。
Davemane42’s Custom Node for ComfyUI
regional prompterやLatent couple的なやつです。
Efficiency Nodes for ComfyUI
ワークフローをシンプルにできたり、XYプロットが使えるカスタムノードです。
IPAdapter-ComfyUI
画像をプロンプトのように使用するIPAdapterのComfyUIカスタムノードです。
まだ触れてすらいませんが、同様の技術のRevisionよりも優秀らしいのでComfyUIユーザーは試してみると良いかも。
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