Stable Diffusion – Automatic1111版Web UIでモデルやVAEなどの保存場所を変更する

表題の通り、この記事ではAutomatic1111版Web UIでモデルやVAEなどの保存場所を変更する方法について備忘録も兼ね書いています。モデルやVAEを各UI間で共有することでディスク容量の節約に繋げることが目的です。

なお方法として、シンボリックリンクを使用するものとコマンドライン引数を使用するものがあると思いますが、ここでは後者の方法について書いています。

実際のやり方ですが\stable-diffusion-webui\webui-user.batset COMMANDLINE_ARGS=に変更を加えます。

@echo off

set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=--ckpt-dir "モデルの保存場所パス(例:C\aiwork\models)" --vae-dir "VAEの保存場所パス(例:C\aiwork\VAE)" 
--lora-dir "LoRAの保存場所パス" --embeddings-dir "TIの保存場所パス"

call webui.bat

【追加するもの】
–ckpt-dir “モデルの保存場所パス(例:C\aiwork\models)” –vae-dir “VAEの保存場所パス(例:C\aiwork\VAE)” –lora-dir “LoRAの保存場所パス” –embeddings-dir “TIの保存場所パス”

その他の引数についてはこちらを参考にすると良いかと思います。

なお私の環境では4つのパスの変更を一度にやるとエラーが出ました。そのため--ckpt-dirの変更 → webui-user.bat実行 → webui終了 → --vae-dirの変更 → webui-user.bat実行 → webui終了 → ……と謎に工程を踏みました。しかし、すべて終えた後にはエラーが出ず生成にも影響がないようでしたので、問題ないかなといった感じです。

備忘録の比重が大きいので雑ですが、Automatic1111版Web UIでモデルやVAEなどの保存場所を変更する方法でした。

ComfyUIを利用する場合はbase_pathにAutomatic1111のディレクトリを指定すると思いますので、Automatic1111でシンボリックを使用するよりもコマンドライン引数を使用したこの方法の方が簡単なのかなと思います。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 先ほどのREVです。
    パスに特殊記号を使っていたのをやめたところ、うまく動きました。
    大変失礼いたしました。。。

  • 貴重な情報ありがとうございます。モデルの容量が大きくなってきたので、CドライブのSSDからから他のデータ用HDDドライブ(K:)にモデルを移動しようと、ご記載の方法でwebui-user.batを書き換えましたが、元のCドライブからモデルを読み込んでしまいます。(下記参照)

    set COMMANDLINE_ARGS=–ckpt-dir “モデルの保存場所パス(例:K:\〇〇\models)” –vae-dir “VAEの保存場所パス(例:K:\〇〇\VAE)” –lora-dir “LoRAの保存場所パス”

    Cドライブ以外は指定できないのでしょうか?
    お力添えいただけますと幸いです。

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