ゲーム環境改善のため少し前に買ったもの – GSX1000 2nd×IE 100 PRO

ゲーム環境を改善しようと少し前にEPOS(Sennheiser) GSX1000 2nd EditionSennheiser IE 100 PRO Wirelessを購入しました。

この記事では、これらの使用感などについて書いています。

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EPOS(Sennheiser) GSX1000 2nd Edition

GSX1000 2nd EditionはSennheiserのゲーミングブランドEPOSより発売されたゲーミングアンプです。4つのカスタムプロファイル、スピーカー、ヘッドセットモードを、タッチスクリーンによって直観的に操作が可能で、ボリューム調整はタクタイルリングを回すだけで瞬時に調整が可能です。類似製品としてはAstroのMIXAMP PRO TRやSteelSeriesのGameDacなどがあります。

GSX1000の正統後継機として登場したGSX1000 2nd Editionですが、前モデルとの違いは以下です。

  • マイク入力音質が16bit 16kHzから16bit 48kHzとなり音質が改善された
  • 本体および付属のUSBケーブルのデザインが黒一色となった
  • micro – USBの代わりにUSB – Cを搭載

個人的に一番嬉しい変更点はデザインが黒一色になったことでしょうか。今後デスク上は白と黒の製品でまとめようと考えているため、デザインが変更されたことは購入の決め手になりました。ブランドロゴの主張が薄いのも良い点です。見た目に関しては類似製品と比較して群を抜いていると私は思います。

アンプとしての性能に関しては可もなく不可もなくといった感じです。評価項目から見た目を排除した場合、正直MIXAMPの方が良いと思います。1万円安いですし、イコライザー周りの設定も自分好みに調整しやすいため。

GSX1000のイコライザーは4種類(ノーマル、eスポーツ、音楽、ストーリー)ありますが、eスポーツは低音が大幅にカットされ足音などが聞き取り難く、音楽・ストーリーは低音が強くなる仕様ですが両者の違いがほぼありません。そのため私は基本ノーマルとストーリー(音楽を聴いたりする時用)のみ使用しており他の設定は使っていません。もったいないですよね。

これまではゲーミングアンプ代わりに、DR-05XというリニアPCMレコーダーをオーディオインターフェースとして使用していましたが、こちらよりは明らかにゲーム環境は良くなりました。やはり餅は餅屋ですね。

試しにこれまで使っていたイヤホンCX 300S BLACKで聞き比べてみましたが、GSX1000の方が間違いなく音質が良いです。音楽はもちろん、ゲーム内BGMもこれまでより楽しめています。FPSなどで重要な定位感に関しては、価格を踏まえるともう少し頑張って欲しいと思う方もいると思います(私はまぁ……満足しています)。

Sennheiser IE 100 PRO Wireless

IE 100 PRO WirelessはSennheiserより発売されているワイヤレスイヤホンです。IE 100 PROという有線イヤホンにIE PRO BT CONNECTORがセットになった商品です。ゲーム用途で用いられるイヤホンとして人気のShure SE215と並ぶIE 40 PROの後継機です。

Nothing ear (1)以降、私の中で透明な製品ブームが再燃し本製品を選びました。Shure SE215にも透明モデルはありますが、見た目はIE 100 PROの透明モデルの圧勝だと思います。

音質は物凄く良いです。搭載されているドライバーは小型ですが大音量にしても音の歪みは感じず、高音の抜けが良く、明瞭性があります。いわゆるドンシャリ系であるため音楽が心地よく聴けます。音楽は聴いて楽しむだけという場合にはとてもおすすめです。一方でフラットに聴きたい時、例えばミックスやディレクションには向かないのではと思います(個人的には良い感じに聴こえ過ぎてしまうと思います)。

肝心のゲーム用途としてですが、上手く説明できないのですが、音楽を聴く時と同様にイヤホン側が音を良い塩梅に調整している?ため、FPSなどで求められる音の定位感は十分以上に感じられます。ライブステージのような大音量空間での使用も前提に作られているイヤホンであるため、あらゆる場面で歪みのない明瞭な音表現が可能であるように作られており、これがゲームにもマッチしているのかもしれません。

ワイヤレスイヤホンとして使う場合はIE PRO BT CONNECTORを使用してBluetooth接続を行います。経験上、Sennheiserのワイヤレスイヤホンは接続が不安定になるものが多かったのですが、今のところ接続は安定しており使いやすいです。iPad miniで動画を見る時用のイヤホンとしても使いたいと思いワイヤレスモデルにしましたが、何よりも音が素晴らしいので正しい選択だったと思います(イヤホン購入してからAmazon Primeで映画見るのが楽しいです)。

一方で、ワイヤレス用途では使わない、もう少し安い方が良い、有線時にマイク付きが良い、ゲームでの使用がメインという方はShure SE215が良いのではないかと思います。

1万以下が良いという方には、私がこれまで使っていたCX 300S BLACK(マイク付き)や、使ったことはありませんが安く評価の良いfinal VR3000 for Gaming(マイクは付いてない)などがおすすめです。

GSX1000 2nd EditionとIE 100 PRO Wirelessを合わせて使った所感

ゲームをしている時間が楽しいです。

目で見て、耳で聴いて、手を動かすゲームという体験をより良いものにするには音環境の改善は重要です。今回のゲーム環境改善はそれなりにお金が掛かりましたが、それだけの価値はあったなと感じています。

また、GSX1000 2nd Edition、IE 100 PROともにゲーム環境を改善するという点において間違いない製品だと思いますが、これ以外にガジェットとしての見た目も良いのが私としては嬉しい点です。物理ダイヤル盛々のガジェットも魅力的なことがありますが、現在デスク上の引き算を試行錯誤している私にとってこの組み合わせは正しい選択でした。

とはいえ、GSX1000 2nd Editionに関してはイコライザー設定と定位感の面で頑張って欲しいと思うところはあります。IE 100 PROは物凄く良い買い物でしたが、欲を言えば有線時もマイク機能が付いていて欲しいと思うところはあります。

そんなわけで私としてはGSX1000 2nd EditionとIE 100 PROの組み合わせで満足していますが、もう少し安くゲーミングアンプとイヤホンを揃えたいという方にはMIXAMP PRO TRShure SE215の組み合わせをおすすめします。

それとGSX1000はPC用製品なので、PlayStation製品にも使いたいという場合はMIXAMP PRO TRの方が良いと思います。

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【追記】色々書いてますが、IE 100 PRO Wirelessは本当に良いイヤホンだと思います。この価格で有線・無線が使えて、かつ上位機種顔負けの音質と安定感を持つイヤホンは中々ないと思います。実際、壊れるか後継機が出るかしない限り、私はこのイヤホンを使い続けると思います。本当に満足しています。

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