2021年の6月頃に初めてXboxのワイヤレスコントローラーを購入してから早2年。この間に2つのコントローラーを使い潰し、現在は3代目をお迎えしてPCゲームを楽しんでいます。
キーボート・マウスで遊ぶゲームも良いのですが、やはり私はコントローラーが好き。
そんなわけでこの記事では、デザイン性、使いやすさ、クオリティ全てが優れているために、すっかりと体に馴染んでしまったXboxのコントローラーを紹介します。
Xbox ワイヤレスコントローラー + USB-C® ケーブル
詳細情報
ブランド | Xbox (Microsoft) |
公式サイト | Xbox ワイヤレスコントローラー + USB-C® ケーブル | Xbox |
発売日 | 2020年11月10日 |
大きさ | 縦105mm×横150mm×厚さ60mm |
重さ | 241g (電池なし) |
ケーブル長 | 2.7m |
端子 | USB-C、3.5mmイヤホンジャック、拡張用端子 |
電池 | コントローラーをPCに有線接続する場合には、電池類不要。 無線時は単3型アルカリ乾電池かXbox 充電式バッテリーが必要。 |
接続方法 | Xbox : Xboxワイヤレス、付属USB-Cケーブル Windows 10など : Bluetooth、付属USB-Cケーブル |
互換性 | Xbox Series X、Xbox Series S、Xbox One、Windows 10、AndroidとiOS。 |
付属品 | USB-Cケーブル、説明書2枚 |
Xbox ワイヤレスコントローラー USB-C® ケーブルと他モデルの違い
Xbox ワイヤレスコントローラーの標準モデルは3種類の販売形式があります。
- Xbox ワイヤレスコントローラー
- Xbox ワイヤレスコントローラー + ワイヤレスアダプター
- Xbox ワイヤレスコントローラー + USB-C® ケーブル
「Xbox ワイヤレスコントローラー」を単体で使用する場合、XboxではXboxワイヤレスという無線による通信方法、PCではBluetoothを利用して無線接続を行います。PC側にBluetoothが内蔵されていない場合には「ワイヤレスアダプター」を用いることで、無線による接続が可能となります。
今回紹介している「Xbox ワイヤレスコントローラー + USB-C® ケーブル」は、上記「Xbox ワイヤレスコントローラー」のセットとして有線接続用の「USB-C® ケーブル」が付属したモデルです。
無線接続と有線接続の違いとしては、無線接続では通信が安定しない場合があること、遅延が生じること、コントローラーを駆動させるために単3型アルカリ乾電池かXbox 充電式バッテリーが必要なことが挙げられます。有線接続であればPC側から電力の供給が可能であるため電池類は不要となります。
また、スマホやタブレットでXbox ワイヤレスコントローラーを使用する場合には、Bluetoothを利用した無線接続が必要となります。そのため、単3型アルカリ乾電池かXbox 充電式バッテリーが必要となります。
開封と外観、付属品など
2年間使用した感想
良いところ
Xbox ワイヤレスコントローラーは箱コンと呼ばれることがありますが、この言葉通り、DUALSHOCK 4やDualSense、Nintendo Switch Pro コントローラーなどと比較するとその外観はボテッとした箱のように感じます。
一方で見た目とは異なり、それほど重さを感じることはありません。こちらが比較表です。
DUALSHOCK 4 | 約210g |
DualSense | 約280g |
Nintendo Switch Pro コントローラー(プロコン) | 約246g |
Xbox ワイヤレスコントローラー | 約241g (電池なし) |
Xbox ワイヤレスコントローラーが内臓バッテリーを採用していない点を踏まえると、DUALSHOCK 4とプロコンの軽さが際立ちますが、有線で使用する分には十分軽い部類に入ります。
また仮に無線使用するために乾電池を採用したとしても、単3型アルカリ乾電池は一本当たり約23gほどであるため、2本入れてプラス46g、総重量241g + 46gで287gと300g以内には収まるようになっています。軽いとはいえませんが、気になるほどの重さではありません。
コントローラーの握りやすさについては、私はXbox ワイヤレスコントローラーが一番優れていると思っています。手への収まり具合が段違いなんですよね。もちろん手のサイズや形は人それぞれであるため一概には言えませんが、グリップ部分が上から下にかけて均一であるために持ちやすいのかなと思っています。
コントローラーの持ち方ですが特に右手のみのクロウ持ちがとてもやりやすいです。左スティックが上、十字スティックが下であるためダブルクロウは難しいですが、右手のみのクロウ持ちは最も新しいコントローラーであるDualSenseよりもやりやすいです。おそらくABXYボタンのサイズが僅かに大きいことが要因かと思います。
コントローラーの王道といわれるだけあり、一度慣れてしまうと、最も使いやすいコントローラーだと思います。
付属するUSB-Cケーブルも地味に優秀です。初めこそUSB-Cケーブル付きのモデルを購入しましたが、以降はコントローラー単体のモデルを購入しています。これは付属しているUSB-Cケーブルがとても物持ちが良いためです。ケーブルはかなり粗雑に扱っていますが、2年経っても断線は愚か、目立った劣化も見られません。かなり優秀です。
気になるところ
現在でもXboのコントローラーとしては主力の商品ですが発売して3年以上経つため、機能面においては他のコントローラーに劣ります。もちろんジャイロなどはありません。
最近のコントローラーは各種ボタン類がカチカチッといった響く音ではなく、コツコツといった籠った音になっていますが、Xbox ワイヤレスコントローラーはカチカチッであるため操作音が響きます。人によってはこの点が気になるかもしれません(隠れてゲームする場合など)。ちなみに実際の音はこんな感じです。
ボイスチャットなどで使用するマイクが音を拾うかどうかですが、指向性マイクであれば問題はないかと思います。
付属するUSB-Cケーブルは優秀ですがケーブル長は2.7mと長く、結束バンドは付いていません。2.7mフルで使うということはあまりないと思うため、何か縛れるものを同梱してくれると有難いんですがね。
コントローラーのセットアップ
初めて買う商品の場合は初期設定が面倒かそうでないか、この点も意外に購入判断の基準となり得るのではないかと思いますのでここで軽く触れておきます。
購入後に再度調べるのも面倒かと思いますので。
PCとの接続
XboxコントローラーをPCと接続する場合、USB-Cケーブルを使用すれば、PC側のUSB口に差し込むだけですぐにゲームが遊べます。
しかし、WindowsのOSバージョンとコントローラのバージョンが最新のものでない場合に挙動が不安定になることがあります。特に購入した当初はコントローラー側のバージョンアップが必要なケースが多いです。コントローラーを使用する前には適度にバージョンアップを行うようにしましょう。方法は以下です。
USB-Cケーブルをコントローラーの上部に接続し、もう一方の端をPCに接続します。
Xbox アクセサリーを起動し、画面の手順に従って、コントローラーのバージョンアップを行ってください。バージョンアップが完了すればセットアップ終了です。
iPhone/iPadとの接続
iPhone/iPadとの接続にはBluetoothを利用したペアリングを使用します。そのため、単3型アルカリ乾電池やXbox 充電式バッテリーが必要となります。
Xboxワイヤレスコントローラー背面にあるカバーをスライドして外し、単3型アルカリ乾電池やXbox 充電式バッテリーをセットします。
コントローラー中央にある「Xboxマーク」を押して電源を入れます。
Xboxワイヤレスコントローラー上部にある「Bluetooth接続ボタン」を3秒間長押しします。「Xboxマーク」の点滅速度が速くなったことを確認。
iPhone/iPadの「設定」から「Bluetooth」を選択してBluetoothをONにします。「その他のデバイス(初回接続時)」から「Xbox WirelessController」をタップしてデバイス承認をします。「接続済み」となれば完了です。
- コントローラーの電源を切る時は、「Xboxマーク」を6秒程長押し。
- ペアリングの解除は「Bluetooth」設定画面で「!」マークを押して「デバイスの登録を解除」。
Xbox ワイヤレスコントローラー + USB-C® ケーブルの総評
色々と書いてきましたが、結果としてはXbox ワイヤレスコントローラーは購入して良かったと思える商品でした。PCゲームをコントローラーでやる方々の中では定番の商品なだけあって、非常に良い商品でした。
今回、私はXbox ワイヤレスコントローラー + USB-Cケーブルを購入しましたが、USB-Cケーブルを使った有線接続が、遅延や価格の面で入門用としての最適解であると思います。
無線の場合には単3型アルカリ乾電池やXbox 充電式バッテリーが必要であり、またお使いのPCによってはXbox ワイヤレスアダプター for Windows 10が必要になることもあります(Bluetooth接続不可のPCや接続が安定しない環境にある場合)。これら全てを揃えるとなるとコントローラー1つになかなかの値段を出すことになりますので、懐に余裕が無い場合には、USB-Cを利用した有線接続を採用されることをおすすめします。
発売から暫く経ったコントローラーですが現在でもXboxコントローラーの主力であるため、PC用のコントローラーを探されているようでしたらこの商品を購入することをおすすめします。
競技性を追求するならXbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ 2
Xbox ワイヤレスコントローラーの上位互換としてXbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ 2があります。FPSゲームなどの競技性が高いゲームで本格的に遊ばれる場合には、こちらの商品の方が適していると思います。
こちらはスティックの取り外しが可能であり、自身の好みに合わせてハードの面からスティックの感度調整が可能です。また背面パネルも使用可能であり、自身のスタイルに合わせてハードのカスタマイズができる仕様となっています。
価格が少し高めですが、e-sportsをガッツリやりたい方にはおすすめの商品ではないでしょうか。もちろん自分がプレイした作品でデフォルトコントローラー以外の使用が認められている場合ですが。
Xbox Design Labでオリジナルの箱コンを作る
2022年6月10日、オリジナルの箱コンが作れるサービス「Xbox Design Lab」がリリースされました。通常の箱コン購入よりも値段は張るものの、独自性の高いコントローラーを作れるサービスです。
Xbox Design Labで購入する場合はUSB – Cケーブルは付属しません。Bluetooth未搭載PCなどで使用する場合は別途USB – Cケーブルなどを購入する必要があります。