Nintendo Switch Proコントローラー レビュー。癖のない正統派のコントローラー

この記事は、Nintendo Switch Proコントローラー(通称プロコン)を購入後1年ほど使用してみたレビュー記事です。発売から数年が経過している製品であるためレビューは出尽くしている感はありますが、記念にやっていこうと思います。

任天堂
¥6,973 (2024/12/18 17:35時点 | Amazon調べ)
目次

Nintendo Switch Proコントローラーについて

ブランドNintendo
公式サイト周辺機器 | Nintendo Switch | 任天堂
発売日2017年3月3日
希望小売価格(税込)7,678円
大きさ縦106mm×横151mm×厚さ60mm
重さ246g
機能加速度センサー / ジャイロセンサー / HD振動 / NFC(近距離無線通信)
電池リチウムイオン 1300mAh
持続時間: 約40時間
充電時間: 約6時間
端子USB – C
接続方法Bluetooth 3.0 / USB – C
付属品USB充電ケーブル×1(約1.5m)

Nintendo Switch Proコントローラー(通称:プロコン)は、特殊な形状故に遊ぶゲームによっては敬遠されるJoy-Conの代わりとして、Switchユーザーの中では圧倒的な人気を誇る純正コントローラーです。発売から数年が経過した今でもスペシャルエディションとして、モンハンなどのスペシャルカラーリングモデルが発売されています。

内臓バッテリーはフル充電で最大約40時間持続するため、重度のゲーマーに対して親切な設計です。また付属のUSBケーブルが約1.5mあり、Switch本体とモニターを繋ぐHDMIケーブルも合わせると、ケーブルの長さが足りないということはほぼないでしょう。

Nintendo Switch Proコントローラーを使ってみて

Nintendo Switch Proコントローラーは癖のない正統派コントローラーです。DualSenseのように尖ったコントローラーではなく、長年愛され続ける箱コン(Xboxコントローラー)とほぼ同じ形状・ボタン配置を採用しています。大きさや重さも一般的です。トリガーを含め、各種ボタンを押す際に生じる音はカチッカチッといった乾いた音ではなく、コツッコツッといったこもった音をしています。このため反響音が小さい点が魅力です。

多くのコントローラーのL2・R2トリガーには遊び幅が設けられています。しかし、Nintendo Switch ProコントローラーのZL・ZRトリガーは遊び幅が殆ど無いように思います。押した感触はL1・R1とほぼ同じです。そのため素早い操作が求められる、競技性が高いゲームにおいてはとても扱いやすいと感じました。一方でトリガーとしての楽しさは薄まっています。プロコンと呼ばれるだけあり遊び要素を極力削った、競技用コントローラーであると思いました。

プロコンの不満点としてはボディの厚さとグリップの形状でしょうか。通常持ちだとコントローラー背面に添える薬指が僅かに浮く感じがあります。クロウ(モンハン)持ちでは気になりません。Xboxの箱コンと比較するとボディが薄いことがこの要因と思われます。任天堂商品なので子供も遊びやすいよう、箱コンなどと比べてボディが小さく作られているのかと思います。手の形は人それぞれであるため他の方に当てはまるかはわかりませんが、私の場合薬指が浮き違和感があるため、スプラトゥーンなどの競技ゲーム以外でもクロウ持ちで遊んでいます。

プロコンと箱コンの比較

前述しましたがNintendo Switch Proコントローラー(プロコン)はXboxワイヤレスコントローラー(箱コン)と形や重さなどがおおよそ類似しています(箱コンはコントローラーの王道ともいわれます)。プラットフォームが異なるので単純な比較はナンセンスかもしれませんが、ここでは敢えてプロコンと箱コンを比較することで、Switchのコントローラーを購入するなら余計なことは考えずまずはプロコンを買ってみることが最良な選択肢であることを示せればと思います。

以下がその比較表です。

スクロールできます
プロコン箱コン
希望小売価格(税込)7,678円6,578 円
大きさ縦106mm×横151mm×厚さ60mm縦105mm×横150mm×厚さ60mm
重さ246g241g (電池なし)
電池内臓単3型アルカリ乾電池またはXbox 充電式バッテリー
端子USB – C(有線付属)
イヤホンジャックなし
USB – C(有線はUSB – Cモデルに付属)
イヤホンジャックあり
接続方式Bluetooth
USB – C
Bluetooth
USB – C
無線接続(別途ワイヤレスアダプターが必要)
機能加速度センサー / ジャイロセンサー / HD振動 / NFC(近距離無線通信)

上記比較から価格面では箱コンに軍配が上がります。しかし、プロコンは機能が豊富なため価格が上がることは当然とも考えられます。大きさや重さは殆ど一緒ですが、箱コンは有線以外で使用する場合別途電池類が必要になるため、プロコンより重くなる場合があります。端子については箱コンに軍配が上がりますが、そもそもSwitch本体にイヤホンジャックがあるため、プロコンには不要という見方もあります。接続方式の種類数についても箱コンに軍配が上がります。しかし、プロコンはSwitchでの使用を主として考えて作られているため無線接続はそもそも不要です。

比較表に記載した項目以外の要素になりますが、コントローラーの使用感という面においては、個人的には箱コンに軍配が上がると思います。これは前述しましたが箱コンの方が持ちやすいと感じるためです。しかしこれはかなり感覚的な話になるので、優劣を決める要素としては弱いでしょう。

王道のコントローラーといわれる箱コンと比較しましたが、プロコンがどれだけ良いコントローラーであるか伝わりましたでしょうか。確かに箱コンの方が単体価格は安いですが、カスタマイズ要素が強くコントローラー単体で完結しないため、場合によっては余計な出費が生じます。一方でプロコンは単体で完結しているコントローラーであるため、これさえ購入しておけば後々余計な出費が生じることはないというメリットもあります。

以上のことからSwitchのコントローラーを購入するならまずはプロコンを使ってみるというのが良いのではないかと思います。

Nintendo Switch Proコントローラー 総評

Nintendo Switch ProコントローラーはJoy-Conとは異なり、シンプルで癖のない正統派のコントローラーだと感じました。任天堂製品ということもありamiibo機能を搭載しているという他社製コントローラーとは違う点もありますが、競技性を考え最適化されたコントローラーであると思います。

Switch用のコントローラーを購入する場合、初めから下手にサードパーティー製の物に手を出すのではなく、まずはデフォルトを知るという意味で純正プロコンを購入するのが良いのではないかと思います。

任天堂
¥6,973 (2024/12/18 17:35時点 | Amazon調べ)
目次